ゴルフ全米OPで大絶賛 127年間で初、コース管理者を表彰「なんて瞬間だろう!」
米男子ゴルフの海外メジャー・全米オープンが19日(日本時間20日)まで米マサチューセッツ州のザ・カントリークラブで行われ、コース管理者を表彰する新たな取り組みがなされた。最終日の表彰式で全米ゴルフ協会(USGA)のマイク・ワンCEOが発表。対象者が万雷の拍手を浴びた動画に対し、「なんて瞬間だろう!」と話題を集めている。
ゴルフ全米OP、127年間で初の試みが話題
米男子ゴルフの海外メジャー・全米オープンが19日(日本時間20日)まで米マサチューセッツ州のザ・カントリークラブで行われ、コース管理者を表彰する新たな取り組みがなされた。最終日の表彰式で全米ゴルフ協会(USGA)のマイク・ワンCEOが発表。対象者が万雷の拍手を浴びた動画に対し、「なんて瞬間だろう!」と話題を集めている。
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日本にはない光景だった。マシュー・フィッツパトリック(英国)の優勝で幕を閉じた大会最終日。ワンCEOは表彰式でこうスピーチした。
「全米オープンの伝統の多くは、100年程さかのぼることができます。しかし、今日、我々は新たなものをここで始めます。127年間、行われなかったことです。今日、コースのセットアップをするアグロノミー(作物栽培学・農学)の素晴らしいパートナーに、E.J.マーシャル・プラッターを贈ります。127年間、E.J.マーシャル・プラッターは贈られてきませんでしたが、今日、ザ・カントリークラブの管理者のデイブ・ジョンソンに贈ります」
称賛の言葉を述べながら、近くを指さした。その先には盾を持った男性と熱狂する人々。拍手喝采で大盛り上がりだった。活躍した選手などを表彰するのは普通だが、コース管理者を表彰するのは1895年の第1回大会から初めてのことだったという。
動画を公開した大会公式ツイッターは「今年の全米オープンの表彰式で、全米ゴルフ協会(USGA)は新たな伝統を始めた。アグロノミーのチームをE.J.マーシャル・プラッターで称えることだ。ザ・カントリークラブのグラウンド管理者のデイブ・ジョンソン、おめでとう」と祝福した。
大会公式ツイッターには、米ファンから「Wow。これは素晴らしいね」「デイブもUSGAもよくやったぞ」「とても特別だね」「管理者への感謝は良いね」「なんて瞬間だろう!」と大絶賛の声。米女子ツアーでプレーした経験のある有村智恵(フリー)も「コース管理の方を表彰するとか素敵すぎる」とツイートしている。
(THE ANSWER編集部)