3戦連続ゴールでベスト4に牽引 青森山田3年生FWが取り組んだ“肉体改造”
自身のコンディションを見つめつつ…「見せるための筋肉ではないので」
しかし「見せるための筋肉ではないので」と本人が語る通り、筋トレが“目的”にならないように自分自身の体と向き合うことも忘れなかったという。
「筋トレは決して毎日するわけではなく、2日に1回くらいのペースを守るようにしていました。筋肉が回復してからでないと、トレーニングの効果がないので」
鳴海ら青森山田の選手たちは日々サッカー部で厳しい練習をこなしている。筋トレも並行することが、ややもすれば“オーバーペース”になってしまう可能性もある。自分自身のコンディションを見つめつつ、鍛えてきたからこその成果だった。
鳴海は「相手がどうやるかではなく、自分たちがやってきたことを出し切るのが青森山田のサッカーなので、自分たちがそれを貫けば優勝できると思っています」とも語った。3年間で蓄積した心技体。埼玉スタジアムという大舞台で発揮できれば、チームの決勝進出、そして4戦連続ゴールも見えてくるはずだ。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer