全米悲鳴の球審バット直撃は「鼻」 ドジャース監督が証言「とても恐ろしい瞬間だ」
米大リーグで14日(日本時間15日)に行われたドジャース―エンゼルス戦で前代未聞のアクシデントが起きた。エンゼルスのマイク・トラウト外野手の折れたバットが、マスクの隙間から球審の顔面に直撃。主催球団であるドジャースのトレーナーが処置を行い、異例の交代となった。ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は「とても恐ろしい瞬間だった」とコメントしている。
エンゼルス・トラウトの折れたバットが直撃
米大リーグで14日(日本時間15日)に行われたドジャース―エンゼルス戦で前代未聞のアクシデントが起きた。エンゼルスのマイク・トラウト外野手の折れたバットが、マスクの隙間から球審の顔面に直撃。主催球団であるドジャースのトレーナーが処置を行い、異例の交代となった。ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は「とても恐ろしい瞬間だった」とコメントしている。
0-2で迎えた9回1死、エンゼルスのトラウトは直球に詰まり、センター前にポトリと落ちる安打を放った。この瞬間、バットが根元から折れ、そのまま回転しながらトムリンソン球審のマスクへ。運悪く先端が隙間をすり抜け、顔面に直撃した。その場に倒れ込んだ球審は出血した模様で、ドジャースのトレーナーの処置を受けた後に退場。異例の球審交代となった。その間、トラウトは塁上で心配そうな表情を浮かべていた。
米国でも驚きを持って続々と報じられたアクシデント。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」によると、ドジャースのロバーツ監督は「マスクの中に折れたバットの一部が入ったんだ。恐ろしかったね」とコメント。「彼の鼻に当たったと聞いた。(より悪い事態もありえたため)おそらく最善のシナリオだと思う。とても恐ろしい瞬間だったよ」と証言したという。目ではなかったことが不幸中の幸いだ。
球審が交代して行われた試合はそのままドジャースが2-0で勝利。エンゼルスの大谷翔平投手は2安打を放った。
(THE ANSWER編集部)