4試合ぶりにスタメン復帰したトラウトが1試合2本塁打

　米大リーグ・エンゼルスは11日（日本時間12日）、本拠地でメッツと対戦し、11-6で勝利を収めた。この試合で怪我から復帰した主砲のマイク・トラウト外野手は2本塁打を含む4打数3安打3打点の大活躍。1本目の本塁打は左翼エリアに置かれていた日本車に当たる特大の一撃に。場内アナウンサーは「初めての出来事だ！」と驚いている。

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　復帰初日から大暴れだ。左股関節の故障のため、戦列を離れていたトラウトは「2番・中堅」で4試合ぶりのスタメン出場。3回1死走者なしで迎えた第2打席、低めのボール球を振り抜き、左中間の一番深いエリアへ15号本塁打を放った。外野スタンドの芝生に着弾すると、驚きはこの後。跳ねたボールは後方に配置されていたトヨタの大型車のフロント付近に当たった。

　この驚愕の一発に注目したが、エンゼルスタジアムで場内アナウンサーを務めるマイケル・アラウージョ氏。自身のツイッターに実際のトヨタ車の画像を投稿した上で「彼はトラックに打った！　マイク・トラウトが外野に停まっているトヨタのトラックに打球を当てた。初めての出来事だ！」と記して、興奮を表現した。

　トラウトの勢いは止まらず、6回の第4打席でも巨大岩が配置されている中堅に16号2ランを放ち、マルチ本塁打を記録。「3番・DH」で出場した大谷翔平投手も5回の第3打席に右中間へ13号2ランを放つなど、4打数3安打3打点と“トラウタニ”がそろって躍動した。