アストロズ右腕が怒り心頭 死球でもない内角投球で退場「MLBで内角は認められない」
米大リーグ・アストロズの投手が内角に厳しいボールを投じたことで退場処分となり、米国で物議を醸している。打者に投球は当たっておらず、死球となったわけでもないが、審判が協議して退場。納得いかない投手はマウンド付近で怒り心頭の様子だったが、試合後には「くだらないものだった」「もっと良い仕事をしてもらわないと」と退場処分を酷評したという。米スポーツ専門サイト「スポーティングニュース」が報じている。
アストロズの守護神・プレスリーが怒り
米大リーグ・アストロズの投手が内角に厳しいボールを投じたことで退場処分となり、米国で物議を醸している。打者に投球は当たっておらず、死球となったわけでもないが、審判が協議して退場。納得いかない投手はマウンド付近で怒り心頭の様子だったが、試合後には「くだらないものだった」「もっと良い仕事をしてもらわないと」と退場処分を酷評したという。米スポーツ専門サイト「スポーティングニュース」が報じている。
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5日(日本時間6日)のアストロズ―ロイヤルズ戦での出来事だ。アストロズは4点リードの9回に守護神ライアン・プレスリーが登板。2死後、打者テーラーへの投球が内角に大きく外れた。96マイル(約154.4)の速球だったが、テーラーは腰を大きく引いてボールを避け、死球にはならなかった。だが、ここで4人の審判団が集まり、何やら協議を始めた。
異変を感じたプレスリーは両手を広げていたが、その後に退場処分が言い渡された。当然納得いかないプレスリーはベーカー監督らとともに抗議。しかし覆ることはなく、ベンチに戻る際には怒り心頭の様子で審判に指を突き付け、手にしていたボールも放り投げていた。試合はアストロズが7-4で勝利している。
この出来事を報じた「スポーティングニュース」は、「アストロズのライアン・プレスリーがロイヤルズ戦での退場後審判を酷評『もっと良い仕事をしてもらわないと』」との見出しで記事を掲載。プレスリーの言い分を伝えている。
記事によると、プレスリーは「大リーグではこれ以降内角に投げるのは認められないんだな。自分は人間だ。内角に投げてミスすることもある。あのようなことで注意した後、疑ってから退場にした。もっと良い仕事をしてもらわないと」と、退場処分に納得がいっていない様子だ。
退場の理由については「(審判は)故意に投げたと思ったらしい」と、故意死球を狙ったと判断されたと話し、「彼が自分の頭の中を読めるとはね。それで自分を退場にしたんだから。この試合では、(自分以外)誰も注意を受けなかった」「内角に一球投げただけで注意を受けた。それほどくだらないものだったんだ」と判定を酷評していた。
(THE ANSWER編集部)