ジョン・ラームがクラブ投げつけたシーンとは

　米男子プロゴルフ（PGA）ツアーのメモリアル・トーナメントは3日（日本時間4日）、米オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC（7533ヤード、パー72）で第2日が行われた。2021年全米オープン覇者で世界ランク2位のジョン・ラーム（スペイン）は通算2アンダーの24位。ラウンド中にはイライラでクラブを放り投げ、テレビ局の女性クルーを襲う珍事が話題に。米メディアが動画付きで「イライラした彼はクラブを投げた」と報じた。

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　あわや怪我をするシーンだった。ボギー直後の11番パー5。ラームはフェアウェーから残り105ヤードの第3打を放った。止まった位置はピン左約10メートルのグリーン。すると、納得がいかなかったのか、クラブをキャディーバッグの方向へ投げつけた。跳ねたクラブは奥にいたテレビ局の女性クルーの方へ。ラームは慌てるように「ソーリー、ソーリー」と声をかけた。

　動画付きで報じたのは、米紙「USAトゥデー」のゴルフ専門サイト「ゴルフウィーク.com」。「ジョン・ラームがクラブを投げて、マイクを持った女性に当たりそうになる」の見出しで記事を掲載した。「ラームが少し熱くなったが、あまり驚くことではないだろう。このスペイン人は、ゴルフコースで感情的になることで知られている」「イライラした彼はクラブを投げた」と気性の荒さを指摘した。

　記事では「投げられたクラブは危うくマイクを持った女性に当たるところだった」と直撃は免れたようで、「ラームはすぐに謝罪した」と説明した。米メディア「ブロバイブル」の編集者、マーク・ハリス氏は「おっとっと」と動画付きでツイート。女性はラームに「大丈夫です」と返している。

　ラームは連覇を狙った昨年大会の第3日に新型コロナウイルスの感染が明らかに。ホールアウト後に棄権していた。