投手による“隠し球”が誕生 新しすぎるアウト奪取に米記者驚き「目を離さないで」
米国の高校女子ソフトボールの試合で、新しすぎる“隠し球”でアウトを奪った瞬間が話題だ。ボールを持っていたのはなんとピッチャー。レイクウッド・ランチ高―レイク・ブラントリー高の試合に、米記者も「隠し球トリック。投手から目を離さないで」と注目している。
米国の女子ソフトボールで生まれたシーンが話題に
米国の高校女子ソフトボールの試合で、新しすぎる“隠し球”でアウトを奪った瞬間が話題だ。ボールを持っていたのはなんとピッチャー。レイクウッド・ランチ高―レイク・ブラントリー高の試合に、米記者も「隠し球トリック。投手から目を離さないで」と注目している。
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走者がすっかり騙されてしまった。7回2死一、二塁。守るレイクウッド・ランチ高が8-2とリードした状況だ。投手のエラ・ドッジが、二塁走者を刺そうとスローイングの動きを見せた。しかしその直後、両手を膝についてガッカリ。悪送球となってしまったのだろうか。二塁ベース付近にいた内野手2人もジャンプし、外野手もボールを追いかける動きを見せた。
ヘッドスライディングでベースに戻った走者は、その様子を見て迷わず三塁へ。しかし、ここで驚きの事実が。なんと投手のドッジはまだボールを持っていたのだ。二塁への送球も、守備陣の動きもすべてが“演技”。ドッジは自ら二、三塁間に猛ダッシュし、飛び出していた走者をタッチアウトとした。まさかの“隠し球”で最後のアウトを奪い、レイクウッド・ランチ高が勝利。ナインは歓喜の輪を作った。
大リーグ(MLB)レイズの地元である米フロリダ州の放送局「10タンパベイ」のデービッド・シーレ記者は、自身のツイッターにて衝撃の隠し球成功の瞬間を動画で公開。「レイクウッド・ランチ高はどうやって2連覇を決めたのか? 隠し球トリックがあったのだ。投手から目を離さないで。守備陣も上手く演じた」と驚きを持って文面で伝えた。
また米フロリダ州の新聞社「オブザーバー・メディア・グループ」が運営するニュースサイト「ユア・オブザーバー.com」も「レイクウッド・ランチ高ソフト部が2連覇を達成」との見出しを打った記事の中で「2年生投手のエラ・ドッジは捕手からの送球をカット。そのあと二塁へ暴投したかのように見せつけた。走者はそれを信じてしまい、三塁へ走りだし、ドッジは走者を追いかけてタッチアウト。選手たちが歓喜の輪を作った」と紹介していた。
(THE ANSWER編集部)