脇元華が「69」好発進 「ゴルフが嫌い」な一時期から先輩4人の「いいとこ取り」で復調
国内女子ゴルフツアーのリゾート トラストレディスが26日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で開幕した。24歳の脇元華(GMOインターネットグループ)が5バーディー、2ボギーの69で3アンダーと好発進した。今季はシード落ちし、ツアー最終予選会(QT)も79位と振わず。主催者推薦で6試合目の出場だが、ニッポンハムレディスクラシック(7月7~10日、北海道・桂GC)までの第1回リランキングで上位に入るべく、今大会の好成績を狙う。
リゾート トラストレディス初日
国内女子ゴルフツアーのリゾート トラストレディスが26日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で開幕した。24歳の脇元華(GMOインターネットグループ)が5バーディー、2ボギーの69で3アンダーと好発進した。今季はシード落ちし、ツアー最終予選会(QT)も79位と振わず。主催者推薦で6試合目の出場だが、ニッポンハムレディスクラシック(7月7~10日、北海道・桂GC)までの第1回リランキングで上位に入るべく、今大会の好成績を狙う。
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脇元は今日イチのバーディーを聞かれ、「9番です」と言った。残り10メートルで、1.5メートル幅で曲がったフックラインのパットで、「寄せに行ったつもりが、入ってくれてすごくラッキーでした」と振り返った。
プロ2年目の2019年シーズンは賞金ランク47位で初の賞金シードも、2020ー21年統合シーズンは75位でシード落ち。昨年12月の最終QTも79位で、今季前半のツアー出場は主催者推薦に頼らざるを得なくなった。ただ、それも年間8試合が限度。脇元はすでに今大会で6試合目の推薦出場だが、これまでの5戦は全て予選通過しているものの、トップ10入りはない。
気になるのは後半戦に向けてのリランキングで、前週終了時で暫定32位。第1回リランキングが確定するのは、約1か月先のニッポンハムレディスクラシックとなる。「4日間で(メルセデス・ランキングの)ポイントが高くなるこの試合で上位に入りたいです」。後半戦の出場権を得るには、少なくとも同40位以内が目途。脇元にとっては、1試合も無駄にできない状況だが、悩んでいたパットの復調に希望があるようだ。
「ずっとパットに悩んできました。QTもダメで(昨年の)12月はアマ時代も含めて初めてゴルフを離れました。それだけ、ゴルフが嫌いになっていました。ただ、1月からは向き合って、地元の宮崎にいらっしゃっていた上田桃子さんに誘われ、谷原秀人さん、岩田寛さん、上井邦裕さんとの合宿に参加しました。皆さんからアドレスのことなどをアドバイスしていただき、そのいいところ取りをしていったら、パットが良くなってきました」
ただ、今大会の開催コースには、アンジュレーションのあるフェアウェー、グリーン、ブッシュなど、さまざまな“罠”がある。調子が良くても攻めすぎると危険を伴うことを知る脇元は「残り3日もよく頭を使って、集中していいプレーをしたいです」と言葉に力を込めた。
(THE ANSWER編集部)