大谷翔平を2三振翻弄 覚醒した敵投手の幻惑カーブに実況席称賛「バランス崩してる」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場。盗塁を1つ決めたが、3打数無安打3三振に終わった。相手先発のポール・ブラックバーン投手には2三振を喫し、敵地放送局の実況は「(打者の)バランスを崩している」などと今季開花した28歳を称賛している。
直近3年でわずか1勝、大谷が全くタイミングが合わなかった投球術
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場。盗塁を1つ決めたが、3打数無安打3三振に終わった。相手先発のポール・ブラックバーン投手には2三振を喫し、敵地放送局の実況は「(打者の)バランスを崩している」などと今季開花した28歳を称賛している。
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2-1で1点リードの3回2死二塁、大谷は第2打席を迎えた。3-1と大谷有利のカウントで、相手右腕のブラックバーンは外角低めにチェンジアップを投じた。大谷は全くタイミングが合わず、フォームを崩されバットは空を切る。さらに大きく曲がるカーブを低めに投じられ、空振り三振を喫した。
アスレチックスの地元放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」の実況は「ブラックバーンの成長を語る時、これがいい例です。3-1から速球やシンカーに任せるわけではなく、外角低めに球を投げられるようになった。できるだけ相手のバランスを崩しているのです」と今季花開いた28歳を称賛した。
ブラックバーンは2012年ドラフト指名されたメジャーデビュー6年目の右腕。過去5年で6勝、防御率5.74、直近3年に限れば1勝といまひとつ。しかし、今季はすでに自己最多4勝で負けなし、防御率1.91と先発ローテの一角として覚醒している。
5回にも大谷から空振り三振を奪うなど翻弄した緩急自在の投球が、今季の飛躍を象徴していた。この日は5回途中で降板。勝ち負けはつかなかったものの、2失点5奪三振で試合を作り、4-2の勝利に貢献した。
(THE ANSWER編集部)