三ヶ島かな、“49人抜き”の暫定3位 地元でメジャーV実感「ちびっ子ファンが増えた」
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディース第2日が14日、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で行われた。52位で出た25歳・三ヶ島かな(ランテック)は6バーディー、ボギーなしの66で回って通算6アンダー。暫定3位でホールアウトし、地元・福岡で“49人抜き”した。
ほけんの窓口レディース第2日
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディース第2日が14日、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で行われた。52位で出た25歳・三ヶ島かな(ランテック)は6バーディー、ボギーなしの66で回って通算6アンダー。暫定3位でホールアウトし、地元・福岡で“49人抜き”した。
インスタートの三ヶ島は前半で2つ伸ばすと、後半も好調を維持した。4番パー5の第3打は、残り70ヤードから30センチにつけてバーディー。6番は8メートルのバーディーパットを沈めた。トータル26パットと感覚が冴えた地元大会。父・直さんの知人らが応援にかけつけ、バーディーを奪うごとに大声援を受けた。
「いつも気合が入りすぎて空回りしているので、気を付けています。これまで変にビビッていたのとプレッシャーもあった。みんなで楽しんでプレーしないと地元の人も喜ばない。楽しんでやろうと思っていました」
昨季最終戦の国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップでツアー初優勝。この日、コース外を見渡すと、地元の子どもファンが増えたことに気づいた。「ちびっ子が前よりちょびっと増えました。あれは嬉しいですね」とニッコリ。糟屋郡の実家から車で通っているという。
自身も中学時代から回っているコースだが、警戒ポイントをよく知るからこそ気にし過ぎていた。「めちゃくちゃ、ひたすら苦しんできたコース。今までと初日の記憶を消すことを考えました」。パットはしっかりラインに乗るものの、ショートしてしまうことを修正。強気に打ち、このコースでは人生ベストスコアの66をマークした。
今季は開幕2戦目の明治安田生命レディス前に新型コロナウイルスの陽性反応を示し、2試合を欠場した。復帰戦で5位に入ったが、以降は3戦連続予選落ち。「(目指すは優勝?)もちろんです。でも、空回りしないように。しっかりパットを打てさえすれば、スコアは出ると思います。地元のみんなが応援に来てくれて声援が力になった。明日もしっかりギャラリーの皆さんとプレーできるようにしたい」。2勝目を故郷で飾る。
(THE ANSWER編集部)