大坂なおみ、全仏での躍進にコーチが太鼓判「狙いすぎず、自分を保てば脅威になる」
「遠くは見ない。日々正しい選択ができれば結果はついてくる」
「だから我々は日々特定のことに取り組んでは、彼女がどんな感覚を得たか確かめている。彼女の動き全体についても取り組んできたし、ボールの打ち方についてもだ。ハードコートから少し修正しないといけないからね」
こう振り返っている。また大坂と綿密にコミュニケーションを取り、試合ごとに意見を一致させてきたともコメントしている。
「遠くは見ないようにしよう、勝ったからって相手を軽視しないようにしよう。日々正しい選択ができれば結果はその先にあると伝えた。彼女はそういったものに集中したほうがいい。コントロールできるものに集中したほうがいい。今のところ彼女はそれができていると思うし、他の全てもついてくるだろう」
同コーチは目の前の一戦一戦に全力投球することが、最良の結果につながると大坂に伝えてきたようだ。しばしば精神面の弱さを指摘されることもある20歳。本来の力を発揮した時に爆発的な強さを誇るのは、春先の快進撃が証明している。
これまでは決して得意ではなかったクレーコートでも、集中力をもってのプレーが継続できれば、上位進出は間違いない。ベイジンコーチはそう確信していた。
(THE ANSWER編集部)