“疑惑の判定”で満塁見逃し三振 打者&監督W退場で米波紋「敵ファンだけどボールだ」
米大リーグで三振の判定を巡り、監督&打者がそろって退場になる事態が発生した。満塁のフルカウントから自信を持って見送った球をストライクと判定され、見逃し三振に。これに抗議した両者が退場となった。米ファン、メディアから判定にブーイングが上がっている。
レッドソックス―ブレーブス戦で判定を巡り騒動に
米大リーグで三振の判定を巡り、監督&打者がそろって退場になる事態が発生した。満塁のフルカウントから自信を持って見送った球をストライクと判定され、見逃し三振に。これに抗議した両者が退場となった。米ファン、メディアから判定にブーイングが上がっている。
11日(日本時間12日)のレッドソックス―ブレーブス戦。3-3で6回を迎えたレッドソックスが2死満塁と攻め、打者のプラウェッキはフルカウントまで粘った。そして、7球目の低めカットボールを自信を持って見送る。押し出しで勝ち越しか。そう思った次の瞬間、球審はストライクのコール。敢えなく見逃し三振に。判定が不服だったプラウェッキはヘルメットを叩きつけた。
さらに、ベンチから飛び出したアレックス・コーラ監督は、球審に激しい剣幕で詰め寄った。ホーム付近で「低いだろ!」と言わんばかりに指差し、判定に猛抗議。結局、プラウェッキ、コーラ監督ともに退場処分となった。
米ジョージア州地元局「バリー・スポーツ・サウス」公式ツイッターは「レッドソックスのケビン・プラウェッキ捕手とアレックス・コーラ監督が、満塁のフルカウントからコリン・マクヒュー投手に三振に倒れた後に退場に」と実際のシーンを紹介。映像を見ると、低めに外れているようにも見え、米ファンからも続々と判定に対する疑問の声が上がった。
返信欄には「ボールだね」「信じられない!」「低かった」「ブレーブスファンだけど……あれはボールだ」「(投手の)マクヒューでさえストライクだと思わなかっただろ!」「酷い判定だよ」などの声が寄せられ、米マサチューセッツ州地元メディア「マスライブ」も「投球は明らかにストライクゾーンから外れており、四球になるべきだった」と指摘した。
試合は7回を終えて3-3のまま続けている。
(THE ANSWER編集部)