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菊池雄星、11連勝ヤ軍を牛耳った快投に米記者最敬礼「疑いなくジェイズで最高の出来だ」

米大リーグのブルージェイズ・菊池雄星投手が4日(日本時間5日)、本拠地ヤンキース戦に先発し、6回3安打7奪三振1失点で今季初勝利を挙げた。11連勝中だった好調ヤンキース打線をねじ伏せた快投に、米記者も「疑いなく、キクチのジェイズとして最高の出来だ」と最敬礼だ。

ヤンキース戦に先発したブルージェイズの菊池雄星【写真:ロイター】
ヤンキース戦に先発したブルージェイズの菊池雄星【写真:ロイター】

143キロスプリットで空振り三振奪取「エグイ89マイルのスプリットだ」

 米大リーグのブルージェイズ・菊池雄星投手が4日(日本時間5日)、本拠地ヤンキース戦に先発し、6回3安打7奪三振1失点で今季初勝利を挙げた。11連勝中だった好調ヤンキース打線をねじ伏せた快投に、米記者も「疑いなく、キクチのジェイズとして最高の出来だ」と最敬礼だ。

 圧巻の内容だった。2-1で迎えた4回2死二塁、一打同点の場面で菊池は燃えた。カウント1-2からの5球目、5番の右打者ドナルドソンに対して投じたのは89マイル(約143キロ)スプリットだ。高めからストライクゾーンの外角低めに沈んだ。打者のバットは空しく空を切る。ピンチを脱した左腕はグラブを叩き、吠えた。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏も自身のツイッターで「エグイ89マイルのスプリットだ」と唸ったほどだった。

 この1球に象徴されるように150キロ超のストレートとスプリットでヤンキース打線を牛耳った菊池。移籍後5度目の登板でついに初勝利を挙げた。投球中から試合後にかけ、ツイッター上で米記者の称賛が相次いだ。

 カナダのスポーツメディア「スポーツネット」のベン・ニコルソン・スミス記者は5回終了時点で「現在ブルペンには誰もいない。ユウセイ・キクチがブルージェイズとして初めて6回も投げることを示唆している。彼は5回まで非常に効果的だ」と速報した。

 米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のミッチ・バノン記者は「疑いなく、キクチのジェイズとして最高の出来だ。前回の先発で、彼が初めて見せたスラッターは支配的だったが、彼はチェンジアップ(スプリット)を低めに集め、速球を信頼している」と投球内容を評価した。

 また、カナダ放送局「TSN」のスコット・ミッチェル記者も「ユウセイ・キクチがブルージェイズとしての5度目の先発で良い立ち直りを見せた。6回を投げて、たった3被安打1与四球1失点のみ」と移籍後最も良い出来であると強調した。

(THE ANSWER編集部)

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