大谷翔平、乱調を救った意外な球種に米称賛 打者も計算外で「芸術だ」「エグい」の声
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、本拠地ガーディアンズ戦に「2番・投手兼DH」のリアル二刀流でスタメン。打者としてはタイムリー二塁打を含め、3安打を放った。投手としては2ランを含め、5回5安打を浴びながら2失点と粘投し、今季2勝目を挙げた。乱調だった立ち上がり、自らを救ったのは打者の意表を突いたカーブ。見逃し三振に斬った1球に対し、「エグいね」「芸術だ」の声が上がった。
2ランを浴びた初回、最後に投じた1球に「この男は文字通り何でもできる」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、本拠地ガーディアンズ戦に「2番・投手兼DH」のリアル二刀流でスタメン。打者としてはタイムリー二塁打を含め、3安打を放った。投手としては2ランを含め、5回5安打を浴びながら2失点と粘投し、今季2勝目を挙げた。乱調だった立ち上がり、自らを救ったのは打者の意表を突いたカーブ。見逃し三振に斬った1球に対し、「エグいね」「芸術だ」の声が上がった。
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まさかの立ち上がり、大谷を救ったのはカーブだった。スライダーが曲がらず制球に苦しみ、初回に相手の主軸ラミレスに先制2ランを浴びるなど、苦しい出だし。なおも2死一塁だった。7番レイエスに対し、スライダーとストレートでなんとか追い込んだ場面だ。思い切り腕を振って投じた白球は高めに浮き、ホーム手前で急激にブレーキがかかりながら落ちた。予想外の球種に打者は手が出ない。79マイル(約127キロ)のカーブで見逃し三振に仕留め、初回を終わらせた。
普段はカウント球で使うことが多い球種を苦しい場面で決め球として駆使。初回に25球を要したものの、傷口を広げず、以降の無失点投球とともに味方の援護につなげた。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏は自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニ、見事な79マイルのカーブ」と紹介。球が描いた軌道にかけたのか、虹の絵文字を添えた。米ファンからも「エグいね」「芸術だ」「この男は文字通り何でもできる」の声が上がった。
大谷は粘りの投球で5回2失点。打ってもタイムリー二塁打を含む3安打と、投打躍動で今季2勝目を手にした。
(THE ANSWER編集部)