次の五輪に出場できるのは17歳以上に? シニアの「年齢制限」が総会の最重要提案に
「成熟したスケーターを輩出していく必要性を感じている」
2月の平昌五輪では15歳のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が優勝。エフゲニア・メドベージェワ(同)は16歳で世界選手権を制した。若き才能に脚光が当たる一方で、ミッシェル・クワン、浅田真央、ネイサン・チェンらを指導した名コーチ、ラファエル・アルトゥニアン氏は、ロシアメディアの取材に対し、年齢制限が18歳まで引き上げられるべきだと主張していた。
「若いスケーターは、成熟するまでに、より難しい要素を取り入れ披露することができる。そのため、シニア大会で若いスケーターと競うことができなくなってきていることを懸念しており、実際に最近はシニアのスケーターが減少してきている」
同メディアは議論の背景をこう説明している。年齢制限の引き上げが、スケーターがキャリアを長く続けられることにもつながるとしている。
今回とは逆のケースだが、2006年のトリノ五輪に浅田真央が出場できないことでも話題を集めたシニアの年齢制限問題。6月の総会での正式決定に大きな注目が集まっている。
(THE ANSWER編集部)