敵の地元メディアすら「疑惑の判定」と指摘 MLBの選手&監督W退場劇に広がる疑問
米大リーグで打者走者の二塁進塁意思を巡り、アウト判定に抗議した選手と監督が退場処分となったことが話題になっていたが、対戦相手の地元メディアも「疑惑の判定」と紹介している。
退場になったオリオールズの選手&監督、対戦相手の地元メディアからも疑問の声
米大リーグで打者走者の二塁進塁意思を巡り、アウト判定に抗議した選手と監督が退場処分となったことが話題になっていたが、対戦相手の地元メディアも「疑惑の判定」と紹介している。
驚きの判定は21日(日本時間22日)のアスレチックス戦、4回2死からオリオールズの3番トレイ・マンシーニが二塁へのゴロを放ったが、二塁手の一塁送球がわずかに乱れ、一塁手が後逸(記録は二塁手の悪送球)。ただし、捕手がカバーしていたため、ボールの行方を確認した打者走者のマンシーニはまっすぐ一塁を駆け抜けた後、ゆっくりと一塁へ。しかし、ボールを拾った捕手がマンシーニにタッチすると、ロブ・ドレイク一塁塁審がアウトを宣告した。
これに激しく抗議したマンシーニ、ブランドン・ハイド監督は退場処分に。映像を見ると、一塁へ戻る際に左回りで体を回転させ、足はインフィールドに入っているが、ルール上の争点となる二塁進塁の意思があったかを考えると、厳しい判定に映る。本人は試合後、「二塁に行こうだなんて一瞬たりとも考えなかった」などと語ったというが、この判定に救われたはずの相手のアスレチックス地元メディアも反応した。
米地元放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」のアスレチックス専門ツイッターは「疑惑の判定」と表現し、「どう思うかはあなた次第」とファンに呼びかけた。「なぜアウトか、私は理解できない」「ヤンキースやドジャースにでもこの判定をするか?」「40年前に私はリトルリーグのコーチから教わった」などと疑問の声が上がっていた。
試合は4-6でオリオールズが敗れている。
(THE ANSWER編集部)