ヤンキース戦でファンの行動が一致し話題に

　米大リーグ・タイガースのミゲル・カブレラ内野手は21日（日本時間22日）、本拠地ヤンキース戦に「4番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球だった。3000本安打達成まであと1本に迫るレジェンドの打席は本拠地の大注目を集めた。観客が一斉に同じ行動を取る珍光景が生まれ、現地ファンに「スマホの数が凄いな」「面白すぎ」と笑撃を与えている。

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　観客の思いが一致した。1-0の4回第2打席、カブレラは左腕ジョーダン・モンゴメリーのカーブで空振り三振に倒れた。注目はカブレラの背後、三塁側観客席で見守るファンだ。全員が同じようにスマホでカブレラを撮影。3000本安打が次打席にお預けとなると一斉にスマホを下した。さらに打席後には多くの観客が、食事のためか、トイレのためか席を立った。

　米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターは実際の動画を公開。文面には「ミギーが3000本安打を達成するまで、明らかにコメリカ・パークのファン全員がトイレを我慢していた」と冗談交じりに記した。現地ファンから「面白すぎ」「ビールの時間だ」「スマホが一斉に下がった」「クレイジーだね」「スマホの数が凄いな」と反響が寄せられていた。

　第4打席で申告敬遠を受けると、大ブーイングが起こるなどファンの期待を背負っている39歳のカブレラは、2012年に打率、本塁打、打点の三冠王に輝いたMLBを代表する強打者。3000本安打を達成すれば、史上33人目の快挙となる。