上田桃子「最後はちょっと恥ずかしかった」 “桃子対決”を制した通算17勝目も苦笑い
国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日が10日、埼玉・石坂GCで行われ、2打差3位から出た上田桃子(ZOZO)が1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーで逆転優勝。一時は大里桃子、岸部桃子という“桃子トリオ”が最上位に並ぶ「桃子対決」を制し、昨年のパナソニックオープンレディース以来、ツアー通算17勝目(海外1勝含む)を挙げた。
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日
国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日が10日、埼玉・石坂GCで行われ、2打差3位から出た上田桃子(ZOZO)が1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーで逆転優勝。一時は大里桃子、岸部桃子という“桃子トリオ”が最上位に並ぶ「桃子対決」を制し、昨年のパナソニックオープンレディース以来、ツアー通算17勝目(海外1勝含む)を挙げた。
「タフな1日でした。イーグル、バーディーでいい立ち上がりでしたが、コースが難しかったので、対応するのに大変でした」
優勝インタビューで安どの声を漏らした上田。第2日終了後に「イーグルを心掛けたい」と話していた上田は1番パー5で2オンに成功し、いきなり宣言通りにイーグルを奪取。続く2番パー3で連続を奪った。上田が8アンダーで1位、岸部と大里が2位で続き、「桃子トリオ」がリーダーボードの上位を独占する展開になった。
「9番の(4メートルのパットを決めた)パーが大きかったです。誰が飛び抜けるか分からない状況で、コースセッテングの(諸見里)しのぶちゃんが難しいところに切ってくれて、彼女の意図するところを感じながらプレーしました」
後半13番パー3、17番パー5でもバーディーを記録。18番パー4はティーショットをミスして4オン。ボギーとしたものの、岸部と大里が中盤以降崩れ、優勝争いから脱落するのを尻目に今季初優勝を飾った。
「スコア的には10アンダーを目指して、17番でバーディーを取れましたが、最後(18番)はちょっと恥ずかしかったです」と苦笑いだった。
上田は3月のHSBC女子世界選手権でホールインワンを記録するなど13位に。国内ツアー初戦となったTポイント×ENEOSでも6位に食い込み、好調をキープ。35歳にして衰えを知らないベテランが今季4戦目で初戴冠となった。
3打差の通算6アンダー2位に昨季賞金女王の稲見萌寧、3週連続Vを目指していた西郷真央と福山恵利、沖せいら。岸部と大里は通算5アンダーで6位タイだった。
(THE ANSWER編集部)