大谷翔平、驚異の広告価値が判明 今季スポンサー収入は24億円超「ハーパーの3倍だ」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は7日(日本時間8日)にリアル二刀流で開幕戦のアストロズ戦に挑む。MLBの舞台でかつてない挑戦を続ける日本人プレーヤーに米経済誌「フォーブス」は、その広告価値について特集。今季のスポンサー収入が24億円を超えると算出している。
米フォーブス誌が特集、イチロー&大坂なおみ&松山英樹らと比較
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は7日(日本時間8日)にリアル二刀流で開幕戦のアストロズ戦に挑む。MLBの舞台でかつてない挑戦を続ける日本人プレーヤーに米経済誌「フォーブス」は、その広告価値について特集。今季のスポンサー収入が24億円を超えると算出している。
「衝撃的な2021年のおかげで、ショウヘイ・オオタニのスポンサー収入が1年で3倍に」と題した記事では、今季「大谷ルール」ともいうべき二刀流選手のルール期待に変更があったことを紹介。規定を動かすほど影響力を持った日本人の広告価値について注目している。
フォーブス誌は、大谷が今シーズン年俸以外(税金と代理人手数料を差し引く前)に2000万ドル(約24億7366万円)を得ると算出。「これは1年前のスポンサー収入の3倍で、少なくとも過去10年間のMLBにおける最高額である」とした。12年から14年までヤンキースのデレク・ジーターが得た900万ドル(約11億1314万円)を超え、「スポンサー収入650万ドル(約8億394万円)で2022年の2位、フィリーズのブライス・ハーパーの約3倍だ」と指摘した。
特徴的であるのは大谷の年俸がMLBの一流選手と比べると低いこと。「驚くべきことに、それでもオオタニはフォーブスのMLB年間最高収入選手リストに入っていない。彼の年俸が550万ドル(約6億8026万円)だからだ(リーグ1位の収入を得ているのはメッツのマックス・シャーザー。年俸5830万ドルとスポンサー収入100万ドル)」と触れながら「しかし、彼の容姿端麗さと親しみやすい振る舞いで、太平洋の両側でマーケティングにおけるヒットとなった」と分析している。
さらに、メジャーNo.1の広告価値となった大谷について比較も行った。「最も簡単な比較対象はもう一人の野球選手だろう。マリナーズの英雄イチロー・スズキは2012年に700万ドル(約8億6541万円)のスポンサー収入と1700万ドル(21億171万円)の年俸を得ていた」。スポンサー収入はイチロー超えだ。
大谷を上回る存在もいる。「テニス界のスーパースターで、21年に衝撃的なスポンサー収入5500万ドル(約67億9965万円)を得たナオミ・オオサカや、昨年のマスターズでの勝利でスポンサー収入が2000万ドル(約24億7260万円)を超えそうなゴルフのヒデキ・マツヤマもいる」と野球以上にマーケットの国際化が進んでいる競技2人についても言及した。
いずれにしても、MLBでは群を抜く広告価値を持っている大谷。日米で大きな注目を集めるシーズンがまもなく幕を開ける。
(THE ANSWER編集部)