サイドポットが“消えた”F1新マシン メルセデス代表「大事なのはビジュアルではない」
今季の開幕を目前に控えた自動車レースのF1。現在はバーレーンプレシーズンテストが行われているが、大幅なレギュレーション変更によりマシンの変化も注目を集めている。最も注目を浴びたのはメルセデスの新マシン。トト・ヴォルフ代表は「スペクタクルなものとして完成し、どこか信じられないような気持ちになった」などと語っている。
プレシーズンテスト、メルセデスのマシンに注目
今季の開幕を目前に控えた自動車レースのF1。現在はバーレーンプレシーズンテストが行われているが、大幅なレギュレーション変更によりマシンの変化も注目を集めている。最も注目を浴びたのはメルセデスの新マシン。トト・ヴォルフ代表は「スペクタクルなものとして完成し、どこか信じられないような気持ちになった」などと語っている。
サイドポッドのないマシンが登場するのではないかと開催前から話題になっていたメルセデス。バーレーンテストには、非常に小さなサイドポットのマシンが登場。実際に走行する映像を見た海外ファンからは「どこにサイドポッドがある?」「エンジニアリングの信じられないような妙技だよ!」などと驚きの声が上がっていた。
F1公式サイトは、「ヴォルフ、バーレーンでデビューを飾ったメルセデスのコンセプトを『とても誇りに思う』との見出しで記事を掲載。ヴォルフ代表が新しいマシンに関して語ったコメントを紹介している。
同代表は「コンセプトの面では、作り上げたものを非常に誇りに思う。しかし、ここからは速く走らせることが必要になってくる。これは、我々が好む開発分野であり車のチューニングに関わることなので、好奇心とともに数多くの実験を重ねている」と語った。新しいマシンが注目を集めたことについては、こう話している。
「今朝、多くの人の目を引いたことと思う。私としては革新を推し進めるチームの一員であることを誇りに思うし、血と涙と汗の結晶であるこのハードワークがスペクタクルなものとして完成したのを見て、どこか信じられないような気持ちになった」「しかし、先ほども言ったように大事なのはビジュアルではなく、コースで速く走れるかどうかなのだ」
革新的なマシンに誇りを持ちつつも、何より速さが大事であると力説していた。開幕戦のバーレーンGPは18日に開幕する。
(THE ANSWER編集部)