殿堂入りウッズが変えた競技の印象 名手D.J「高校の時、クールと考えられてなかった」
米男子ゴルフ、タイガー・ウッズ(米国)が世界ゴルフ殿堂入りを果たした。海外メジャー優勝15回など数々の功績に対し、現役選手からも称賛の声が届き、元世界ランク1位のロリー・マキロイ(英国)は「ゴルフを魅力あるものに変えた」などと語った。
タイガー・ウッズが世界ゴルフ殿堂入り
米男子ゴルフ、タイガー・ウッズ(米国)が世界ゴルフ殿堂入りを果たした。海外メジャー優勝15回など数々の功績に対し、現役選手からも称賛の声が届き、元世界ランク1位のロリー・マキロイ(英国)は「ゴルフを魅力あるものに変えた」などと語った。
ウッズは9日(日本時間10日)に米PGAツアー社で行われた式典に出席。息子のチャーリー君と娘のサムちゃんらとともに笑顔で家族写真を撮影する姿も見られた。ウッズの殿堂入りには現役選手たちも反応。米専門局「ゴルフ・チャンネル」公式ツイッターが公開した動画の中で、名手ダスティン・ジョンソン(米国)はこのように称賛した。
「自分が高校生の時、ゴルフはかっこいいスポーツだとは考えられていなかった。タイガーがクールなスポーツに変えたんだ。全盛期のタイガーを見て、みんなが彼のようになりたいと思ったもの。自分がゴルフをプレーするにあたって非常に大きな存在だ」
元世界ランク1位のロリー・マキロイ(英国)は、PGAツアー公式ツイッターが公開した動画の中で「ゴルフにとってタイガー・ウッズとは?」との質問を受けた。「全てだとは言わないけれど……」と切りだすと、「タイガーは他の選手よりも多くのことをゴルフ史に刻んでいると思う」とリスペクト。さらに、このように語った。
「彼のプレーと、それが生み出すワクワク感。2000年代前半では、多分当時世界で最も有名な人物だったんじゃないかな。我々同僚はその恩恵を受けているんだ。彼はプロゴルフをとても魅力的なものにした。テレビやスポンサーはより多く出資するようになった。それによって選手の収入も増えた。みんなタイガー・ウッズに感謝しなくちゃね」
9日の式典ではウッズとともに、元女子プロゴルファーのスージー・マクスウェル・バーニング氏(米国)、元PGAツアー会長のティム・フィンチェム氏、コース開発者としても知られた元女子ゴルファーの故マリオン・ホリンズ氏(米国)が殿堂入りした。
(THE ANSWER編集部)