F1角田裕毅、参戦2年目へ“変化” 「今でも大嫌い」なトレーニングに打ち込めた背景
自動車レースF1の角田裕毅(アルファタウリ)が9日、オンライン取材で2年目のシーズンへ意気込みを語った。オフシーズンは多くの時間をトレーニングに費やし、フィジカル面の強化を図った。20日決勝の開幕戦バーレーンGPに向け「いいスタートを切りたいし、レベルアップした自分を見せたい」と語った。
開幕戦バーレーンGPを前に意気込み
自動車レースF1の角田裕毅(アルファタウリ)が9日、オンライン取材で2年目のシーズンへ意気込みを語った。オフシーズンは多くの時間をトレーニングに費やし、フィジカル面の強化を図った。20日決勝の開幕戦バーレーンGPに向け「いいスタートを切りたいし、レベルアップした自分を見せたい」と語った。
ルーキーイヤーを終え、日本に帰国した期間はわずか3週間。うち2週間は自主隔離で、自由に動けたのは7日ほどだった。残った思い出は友人と東京でカニのしゃぶしゃぶを食べたこと。「去年は不漁だったそうで、たまたまあってラッキーでした。今でも鮮明に味を覚えています」と笑顔で振り返った。
F1参戦2年目へ「今でも大嫌い」と明かすトレーニングに打ち込んだ。1年間戦って感じた最大の課題はフィジカル面。特に首の強化が必要だった。「車のパフォーマンス面をあげるには、フィジカルもあげなければ」。成果は数値にも出ており、フィジカルテストで首の強度は昨年より30~40%程度レベルアップした。
苦手なトレーニングに打ち込めるようになったのも、今年に懸ける思いからだ。「自分から『この日トレーニングをしたい』と伝えたり、心構え、気持ちが沸いてくるようになりました。(トレーニングは)嫌いは嫌いだけれど、今年いいスタートを切りたいし、レベルアップした自分を見せたい」。弱点の強化に努めた成果を、あとはレースで出すだけだ。