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女子プロゴルフ浪人中の高木優奈、ツアー第3戦に臨時登録者で出場へ「感謝でいっぱい」

2021年度プロテスト不合格でJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)主催試合の出場資格を失った高木優奈(フリー)が、今季国内女子ツアー第3戦Tポイント×ENEOS(3月18~20日、鹿児島高牧CC)に「臨時登録者」として出場することが、3日までに決まった。高木が自身のインスタグラムで報告し、JLPGAの公式サイトでも、同試合の出場予定選手として名を連ねた。

高木優奈【写真:Getty Images】
高木優奈【写真:Getty Images】

JLPGA正会員になれずも「世界ランク300位以内」で

 2021年度プロテスト不合格でJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)主催試合の出場資格を失った高木優奈(フリー)が、今季国内女子ツアー第3戦Tポイント×ENEOS(3月18~20日、鹿児島高牧CC)に「臨時登録者」として出場することが、3日までに決まった。高木が自身のインスタグラムで報告し、JLPGAの公式サイトでも、同試合の出場予定選手として名を連ねた。

 高木は2019年にステップ・アップ・ツアー優勝の権利で得たツアー予選会(QT)で43位に入り、昨季の2020-21年統合シーズンは「TP単年登録」という形で戦ってきた。しかし、規約の改正で今季は同登録が撤廃。試合出場やQT(ツアー予選会)出場権を維持するには、「JLPGA正会員」になる必要があった。高木は昨年11月に実施の最終プロテストに1打差で不合格。賞金ランクかメルセデスランクで50位以内に入ってのシード権獲得、ツアー優勝でも正会員になれたが、それもかなわず。昨季だけで賞金2745万425円を稼ぎながら、職場を失う形になった。

 その状況を受け、高木自身も「浪人」し、今年のプロテスト合格に向けて努力することを公言していた。しかし、ここに来て「JLPGA会員以外の世界ランキング300位以内の選手は、試合ごとに『臨時登録者』として出場できる」と判明。高木自身がインスタで報告した。

「JLPGAツアー第3戦Tポイント×ENEOSゴルフトーナメントに【臨時登録者】として出場させて頂きます。【臨時登録】にはいくつか条件があり、私はJLPGA会員以外の選手で世界ランキング300位以内の選手という条件に当てはまり、登録した週の試合に出場する事ができます」「臨時プロ登録をする為には、その試合の推薦を頂き登録手続きを行う必要があります。貴重な推薦枠を頂いた事、臨時登録者を推薦する為の手続きをして頂いた事、本当に感謝しております。JLPGAの試合の出場資格がなかった私にとってこうした制度を使って出場させて頂くことができ、本当に驚きと喜びでいっぱいです」

 高木は現在世界ランキング261位。同大会は高校時代に初めて出場したツアーの試合でもあり、「試合に出られない事の悔しさや失望感。それを知った上で試合に出られる事の喜びや感謝。特別な立場として試合を楽しみ、感謝を表現し、ファンの皆様に喜んでもらえるような新しい高木優奈を見せることができるだろうと思っております」ともつづっている。

 第3戦以降の試合出場については明白にはなってはいないが、今回と同様の条件での推薦出場は「年間4試合以内」と規定されている。しかし、優勝すれば正会員の資格を得られるチャンス。高木がゴルフを始めた11歳の頃から師事する三觜喜一(みつはし・よしかず)コーチも「勝つしかない。結果を残してほしいです」と願っている。

(THE ANSWER編集部)


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