今季開幕戦ダイキンオーキッドレディスを前に会見

　女子ゴルフの今季開幕戦・ダイキンオーキッドレディスが3日から4日間、沖縄・琉球GCで開催される。昨季賞金ランク4位の20歳・西郷真央（島津製作所）は2日に会見し、オフの間に師匠の尾崎将司から新たな素振り棒をプレゼントされたことを明かした。ルーキーイヤーとなった昨季は2位が7度。ツアー初優勝が期待される中、「複数回優勝を目指します」と志の高さをうかがわせた。

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　西郷はこの日、敢えて練習ラウンドをしなかった。「いつもラウンドしているコースと芝質が違うので、練習で数を打って感触をつかみたかったので」。自身にとっては、よくある調整法だというが、1年前を振り返ると、悔しさを口にした。

「（第3ラウンドまで首位で）最終日最終組だったのに、いいプレーができませんでした」

　その試合も含めて西郷は幾度となく優勝を争ったものの、7度の2位を重ねた。そして、忙しいオフを過ごしながら、成人式の日も練習に行ったという。当然、周囲は初優勝を期待している。しかし、本人はそれ以上を視野に広げていた。

「初優勝はもちろんですが、複数回優勝を目指します」

　オフの間には、頻繁に師匠のもとを訪れたという。そんなある日、新たな素振り棒をプレゼントされた。「ヘッドスピードを意識した棒で軽めのものです。新しく作っていただきました。重さのある棒がもう1本あるので、試合にも持って行って、2本体制でやっていきます」と明かした。

　将来の目標にしてきた米女子ツアーについては「まだ、技術が追いついていないので」と、今オフには最終予選会に挑戦しない意向。まずは目の前の1勝を目指す。初日は午前11時10分から稲見萌寧、西村優菜と同組でプレーする。