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「粘りの錦織」復活― “175分の肉弾戦”にATPも賛辞「ケイが最上級の試合を披露」

男子テニスのモンテカルロ・マスターズは20日、シングルス準々決勝で世界ランク36位・錦織圭(日清食品)が同3位のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4、6-7、6-3で下し、4強進出。第2セットには“超鋭角クロス”によるスーパーショットが炸裂し、実況は「なんて一撃なんだ! ニシコリの魔法が炸裂だ!」と大興奮していたが、3時間近い“粘闘”で掴んだ1勝をATP公式サイトも「ケイが“最上級の試合”を披露」「あのチリッチとの肉弾戦に勝利」と高く評価している。

錦織圭【写真:Getty Images】
錦織圭【写真:Getty Images】

世界3位チリッチに2時間55分で粘り勝ち…ATP公式「チリッチとの肉弾戦に勝利」

 男子テニスのモンテカルロ・マスターズは20日、シングルス準々決勝で世界ランク36位・錦織圭(日清食品)が同3位のマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4、6-7、6-3で下し、4強進出。第2セットには“超鋭角クロス”によるスーパーショットが炸裂し、実況は「なんて一撃なんだ! ニシコリの魔法が炸裂だ!」と大興奮していたが、3時間近い“粘闘”で掴んだ1勝をATP公式サイトも「ケイが“最上級の試合”を披露」「あのチリッチとの肉弾戦に勝利」と高く評価している。

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 粘りに粘って錦織がセミファイナルに駒を進めた。らしさを発揮した2時間55分の一戦。なかでも、輝きを放ったのは、第2セットの1本のショットだった。

 4-4で迎えた第9ゲーム。チリッチのサービスから始まったラリー。錦織は強烈なショットでサイドに揺さぶられ、相手の右サイドから対角線にパワフルなフォアハンドを見舞われた。深い位置まで走らされ、なんとか追いついた。体勢は苦しかったが、ここからが凄かった。右手一本で放ったフォアハンドは相手以上に鋭い角度でクロスに打ち込んでみせた。

 チリッチは一歩も反応することができず、スーパーショットに会場は喝采に包まれた。“超鋭角クロス”の瞬間を「テニスTV」公式ツイッター」は「ケイ・ニシコリからフォアハンドによるささやかな魔法」と動画付きで紹介。実況は「なんて一撃なんだ!ニシコリの魔法が炸裂だ! センセーショナル……。ワンダフルなフォアハンドと言うほかないでしょう」と大興奮で伝えた。

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