世界1位マレーにナイトの称号を― 英国内で待望論も本人は「まだ若い」
今月のATPツアー・ファイナル直前に自身初の世界ランク1位に浮上し、そのままシーズンを終えたアンディ・マレー(英国)。英国ではその偉業を称えるために「ナイト」叙勲の待望論が浮上する一方、マレー本人は時期尚早との感想を示している。
「そのような栄誉にはあまりにも若い」
今月のATPツアー・ファイナル直前に自身初の世界ランク1位に浮上し、そのままシーズンを終えたアンディ・マレー(英国)。英国ではその偉業を称えるために「ナイト」叙勲の待望論が浮上する一方、マレー本人は時期尚早との感想を示している。英公共放送「BBC」電子版が報じている。
29歳でテニス界の頂点に立ったマレーには「ナイト」の称号を推す声が高まっているという。今季はウィンブルドンに続き、リオデジャネイロ五輪も優勝。記事では英国の実業家のアラン・シュガー卿がツイッターでマレーのナイト叙任を要望していることなどを紹介。テニス界のスーパースターの栄誉を願う声が高まっている。
一方、2012年にロンドン五輪と全米オープンを制した際にその栄誉を称えて翌2013年に大英帝国第4級勲位(OBE)を授与されているマレーは今回、記事の中で謙虚な姿勢を示している。
「この国で手にできる最高の栄誉であることは間違いありません。僕には、そのような栄誉はあまりにも若いと感じています。実際のところ、そのことについてはそこまで考えていません」
「僕はまだ若い。うまくいかない可能性もまだまだある。失敗したり、過ちを犯す可能性もある。僕は自分のやるべきことへの努力を続け、目標を達成していくだけです」
マレーはそう語っており、記事では本人が固辞する姿勢を見せていることをレポートしている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer