両者に明確な差 「準備できてなかった」錦織、「コミットした」ジョコビッチ
「フィジカル面での準備ができていなかった」
また、ジョコビッチは記事の中で「ケイはベストの状態からは程遠かった。彼は昨夜遅くまでプレーをしているということもあって、少し疲れていたのかもしれない。とはいえ、私は自分自身をコートで表現することに努めた。私は試合にコミットしきったよ」と話している。情けは無用と全力を心がけたようだ。
一方、完敗に終わった錦織は「今日はノバクがとても素晴らしかった」と素直にジョコビッチの強さを認めた上で、「自分は何の言い訳もできない。ノバクと戦うための、フィジカル面での準備ができていませんでした」と連戦の中でコンディショニングが苦しかったことを明かしたという。
今大会4試合は、同3位のスタン・ワウリンカ(スイス)に勝利したものの、1勝3敗という結果に終わった。以前から体力面が課題とされている錦織は、来年1月開幕の全豪オープンに向けて改善を図っていくことはできるだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer