シャーザーが2安打完封＆自身初の盗塁成功、自身初の盗塁にファンから喝采浴びる

　米大リーグ、ナショナルズのマックス・シャーザー投手が意外な才能を発揮し話題を呼んでいる。9日（日本時間10日）のブレーブス戦。先発したシャーザーは“本職”では2安打完封の圧巻投球を披露。さらに走者としては、自身初の盗塁を決めて見せた。メジャー最強右腕の珍しい盗塁シーンをMLB公式ツイッターが公開。「MLB屈指の怪盗」「なんてスピード」などとファンの反響を呼んでいる。

　サイ・ヤング賞3度、メジャー最強右腕が“快投＆怪盗”だ。7回無死一塁の場面だった。自ら安打で出塁したシャーザー。集中力はマックスに達していた。右腕モイランの2ストライクからの3球目に迷わずスタートを切った。

　全くノーマークだったのだろう。二塁に左足から滑り込み悠々とセーフ。確かにボール自体も外角に大きく外れたが、捕手は送球すらできなかった。メジャー初盗塁を決めた33歳は、二塁ベース上で誇らしげ。その姿にファンは拍手を送っていた。

　2015年からナショナルズと7年2億1000万ドル（約246億円）の超大型契約を結ぶMLB最高の右腕。MLBによると2ケタ奪三振での完封＆盗塁はノーラン・ライアンが記録して以来、34年ぶりの快挙だという。