なでしこJAPAN、アジア杯V3へ準決勝は中国戦 ここまで5得点のエース王霜が最大の脅威
警戒すべき中国のエース王霜、ここまで全試合で先制点をマーク
一方の中国は、直近のFIFAランキングでは日本より下だが(日本13位、中国19位)、アジアカップ最多優勝8回を誇るかつての強豪国である。底力はあるだけに注意が必要だ。
今大会の中国はグループリーグで2戦合計11ゴールを記録。2連勝でグループを首位で突破した(同グループのインドがチーム内に新型コロナウイルス感染者と負傷者が出たことで試合実施に必要な選手数13人を登録できずに大会途中で辞退)。ベトナムとの準々決勝では先制されたものの、スローインから王霜が同点弾を叩き込むと、その後2点を追加して3-1と逆転勝利を収めている。
この試合でエースの王霜は1ゴール2アシストを記録。10代の頃から飛び級でアンダーの代表で活躍してきており、2018年にはフランスのパリ・サンジェルマンFCでのプレー経験も持つ。グループリーグ2試合ではそれぞれ2ゴールを決め、準々決勝ベトナム戦の追加点でも彼女が起点となっており、さらにすべての試合で先制点を挙げている。彼女のゴールで中国が勢いづくため、なんとしても王霜が自由にプレーすることだけは防ぎたいところだ。
負ければ終わりの決勝トーナメント。3連覇を懸けたなでしこジャパンの戦いは、残りあと2試合。中国との準決勝は日本時間の明日3日、23時にキックオフを迎える。
(THE ANSWER編集部)