NBAで相手を骨折させた危険ブロック 1試合出場停止に所属チームが声明「処分に反対」
米プロバスケットボール(NBA)で波紋を呼んでいた危険なプレーに処分が下された。21日(日本時間22日)のバックス―ブルズ戦。アレックス・カルーソ(ブルズ)がグレイソン・アレン(バックス)から悪質なファウルを受け、手首を骨折した。実際の動画を米メディアが公開して話題となっていたが、アレンは1試合出場停止処分に。しかし、バックスは「処分について反対します」としている。
手首をはたいた危険ブロック、1試合出場停止処分に
米プロバスケットボール(NBA)で波紋を呼んでいた危険なプレーに処分が下された。21日(日本時間22日)のバックス―ブルズ戦。アレックス・カルーソ(ブルズ)がグレイソン・アレン(バックス)から悪質なファウルを受け、手首を骨折した。実際の動画を米メディアが公開して話題となっていたが、アレンは1試合出場停止処分に。しかし、バックスは「処分について反対します」としている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
熱くなりすぎたのか。第3クォーター残り6分を切った時。ゴール前でパスを受けたカルーソが、そのままレイアップシュートを狙った。対峙したアレンが空中で腕をはたくように強引にブロック。カルーソはそのまま体勢を崩し、右手からコートに落下した。起き上がることができず、試合は中断。アレンはフレイグラントファウル2で退場となった。
米メディアはSNSで動画を公開し、米紙「USAトゥデー」が「カルーソは手首の骨折で6~8週間の離脱」と報じていたプレー。米ファンから「ファウルではなく汚いプレーだ」などと波紋を呼んでいた。NBAは23日(同24日)、アレンへ1試合の出場停止処分を発表。米スポーツ専門局「ESPN」はこう報じている。
「NBAは日曜、バックスのグレイソン・アレンが犯したアレックス・カルーソの手首骨折を招くフレグラントファウル2に対し、1試合の出場停止処分を下した」「リリースによると『不必要で過度な接触』により、リーグはアレンを罰した。アレンは水曜のキャバリアーズ戦で処分が適応される予定だ」
しかし、相手チームについて「バックスは声明で、処分に対し『反対』と記した」と記載。「『処分について反対します。グレイソンをサポートし、金曜のニックス戦で復帰するのを心待ちにしています』とチームは表明した」と伝えている。処分は覆らないものの、所属選手のためにファイティングポーズを取ったようだ。
ブルズは当時28勝15敗で東地区2位だったが、この試合は90-94で敗れていた。
(THE ANSWER編集部)