大坂なおみから大金星、アマンダ・アニシモバの喜び方とは

　21日に行われたテニスの全豪オープン女子シングルス3回戦で、20歳のアマンダ・アニシモバ（米国）は大坂なおみ（フリー）に対し、タイブレークの末に2-1で勝利を収めた。前回女王を破る大金星。勝利の瞬間、感極まるシーンを大会公式インスタグラムが公開すると、海外ファンから「女子ではこれまでのベストゲーム」「デカいことをやってのけた」などと称賛の声が集まっている。

　激闘の終えた直後、感情が溢れ出した。最終第3セット、10ポイント先取のタイブレーク。9-5からアニシモバはセンターへサービスエースを決めた。ラケットを手放し、両手で顔を覆う。コートサイドのチームも大喜び。この日の主役は瞳を潤ませ、小走りで大坂に歩み寄ると、握手を交わした。

　大坂に2度のマッチポイントを許したところからひっくり返す逆転劇だった。感極まった新星の画像と動画を公開した大会公式インスタグラムは、文面に「金曜のナイトゲームではたくさんの感情が」などとつづって投稿。海外ファンからは「とても見応えのある試合だった」「女子ではこれまでのベストゲームだ」「ファンタスティック」「デカいことをやってのけた」「アンビリーバブル」「大番狂わせ」などと反響が集まっている。

　19年全仏オープンで4強入りしたアニシモバは、2回戦で東京五輪金メダルのベリンダ・ベンチッチ（スイス）を破り、大坂も倒した。3年ぶり2度目のベスト16進出。23日の4回戦は、世界ランク1位で昨年ウィンブルドン女王のアシュリー・バーティ（オーストラリア）と対戦する。