八村塁が取った長期離脱の選択に地元紙は理解「2つの国のスターのルイには必要なこと」
米プロバスケットボール(NBA)・ウィザーズの八村塁は9日(日本時間10日)のマジック戦で長期離脱から復帰。個人的理由によりチームへの合流が遅れていた。詳しい事情は明かされていないが、米地元紙は「2つの国でスターであるルイ・ハチムラにとって、時間を取ることは必要なこと」などと八村の離脱に理解を示した。
個人的理由により遅れた合流、ワシントン紙「時間を取ることは必要なこと」
米プロバスケットボール(NBA)・ウィザーズの八村塁は9日(日本時間10日)のマジック戦で長期離脱から復帰。個人的理由によりチームへの合流が遅れていた。詳しい事情は明かされていないが、米地元紙は「2つの国でスターであるルイ・ハチムラにとって、時間を取ることは必要なこと」などと八村の離脱に理解を示した。
シーズン40試合目で待望の復帰を果たした八村。背番号8の長期離脱を慮ったのが地元紙「ワシントンポスト」だった。「2つの国でスターであるルイ・ハチムラにとって、時間を取ることは必要なこと」との見出しで記事を掲載。八村が日米両国で浴びる注目の大きさを推し量った。
「積極的に自分の状態を話す選手もいるが、ハチムラの場合は文化的な問題から沈黙ということになったのかもしれない」と指摘した上で「ハチムラにとってのバスケ選手という仕事は一筋縄ではいかない。ドラフト1巡目選手として見られる米国、そして東京五輪で旗手を務め、カップヌードルには彼の顔が貼られるなど熱狂的なファンが多くいる日本で彼がどのような注目を浴びているか考えないといけない」と記した。
また「歴史的指名となったドラフト、国際的な注目を浴びたウィザーズ入団、彼にはNECや日清食品、カシオなどのスポンサーがつき、彼には社会的なプレッシャーが伴っていただろう」と言及。ルーキーイヤーから多額なスポンサー料を得ながら、その半面、常に重圧を抱えてきた八村に理解を示している。
八村復帰後のウィザーズは3連勝。欠かせない戦力であることを示している。22勝20敗で地区3位のチームの浮上には、戻ってきた23歳の爆発に期待がかかる。
(THE ANSWER編集部)