チェン、異次元の115.39点に米メディア衝撃 解説者絶句「彼は超人なのでしょうか?」
フィギュアスケートの北京五輪代表選考を兼ねた全米選手権は8日(日本時間9日)、男子ショートプログラム(SP)が行われ、大会6連覇を目指すネイサン・チェンが驚異の115.39点で首位に立った。米メディア、解説者に衝撃が走り、「彼は超人なのでしょうか?」「もはや常軌を逸しています」と驚きの声が漏れている。
リピンスキー「もはや常軌を逸している」ウィアー「芸術性と美しさ組み合わせた」
フィギュアスケートの北京五輪代表選考を兼ねた全米選手権は8日(日本時間9日)、男子ショートプログラム(SP)が行われ、大会6連覇を目指すネイサン・チェンが驚異の115.39点で首位に立った。米メディア、解説者に衝撃が走り、「彼は超人なのでしょうか?」「もはや常軌を逸しています」と驚きの声が漏れている。
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いつものシンプルな衣装から一変、黒のジャケットに白のインナーを着用し、新衣装でリンクに立ったチェン。冒頭の4回転フリップを決めると、一気にギアを上げた。3回転アクセル、後半の4回転ルッツ―3回転トウループのジャンプをすべて成功させ、隙のない演技を見せた。表示された得点はなんと115.39点。大会歴代最高得点を叩き出した。
得点が伸びやすい非公認の国内選手権とはいえ、驚異の得点。米メディア関係者から驚きの声が続々と上がった。名物記者のジャッキー・ウォン氏は「ネイサン・チェンの4回転フリップでは過去最高の一つだ」と演技直後にツイート。続けて「基礎点が最高になる構成だ。五輪シーズンのプログラムとしてこれ以上ないものだったが、今日の彼はそれをやり切った。素晴らしい」と絶賛した。
また、五輪放映権を持つスポーツ専門局「NBCスポーツ」は公式サイトで「チェンがまたやった」などと称賛。解説者のコメントを紹介し、長野五輪女子金メダルのタラ・リピンスキー氏は「彼は超人なのでしょうか?」「彼はキャリアもここまできているのに技術をさらに高め続けられるとは、もはや常軌を逸しています。理解を超えていますね」などと賛辞を並べたという。
「これ以上なく素晴らしい」と語った五輪2大会出場のジョニー・ウィアー氏は「五輪を前に、彼には世界に向けてメッセージを送るということが必要だったのです……。SPでの4回転2本は、彼がこれまで着氷したものの中では最も難しいものでしたし、彼はそれを持ち前の芸術性と美しさで組み合わせたのです」と評したという。
(THE ANSWER編集部)