フェルスタッペンがハミルトンを土壇場でオーバーテイク

　自動車のF1シリーズ最終戦アブダビGP決勝が12日に行われ、マックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）が今季10勝目を挙げ、初の総合優勝を手にした。最後の1周で先頭のルイス・ハミルトン（メルセデス）をオーバーテイク。大逆転の実際の映像をF1が公開すると、海外ファンは「鳥肌立った」「衝撃的だった」と興奮している。

　セーフティーカーが外れた残り1周だった。紺と赤の車体のフェルスタッペンは、前を走る黒い車体のハミルトンを猛追。そしてコーナーで捉えた。インからオーバーテイクし首位に浮上。そのまま逃げ切った。劇的展開に実況も「素晴らしい優勝争い！」「フェルスタッペンが世界チャンピオンだ！」と大興奮の様子だった。

　実際の映像を、F1公式インスタグラムが「このファイナルラップ」とつづって公開。海外ファンからは「マックス凄かった」「誰がこんなこと予想できただろうか」「完璧だ」「信じられない」「鳥肌立った」「衝撃的すぎた」と2万件以上のコメントが寄せられている。

　24歳のフェルスタッペンは、今季10勝を挙げ自身初の年間ドライバーズチャンピオンに輝いた。今季限りでF1から撤退するホンダにとっては、1991年のアイルトン・セナ以来30年ぶりの栄冠で有終の美を飾った。