試合中止のカシメロ、母国メディアは減量苦の可能性指摘「体重問題の報道の合間に…」
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は同級1位ポール・バトラー(英国)との世界戦の前日計量をキャンセルし、試合は中止になった。フィリピン地元メディアはウイルス性胃腸炎で入院したと報じているが、減量苦の可能性も指摘している。
防衛戦計量に現れず、代替のバトラー―アグベコがWBO暫定王座決定戦に
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は同級1位ポール・バトラー(英国)との世界戦の前日計量をキャンセルし、試合は中止になった。フィリピン地元メディアはウイルス性胃腸炎で入院したと報じているが、減量苦の可能性も指摘している。
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「カシメロは世界戦から離脱。バトラーの新たな対戦相手はアグベコに」と報じたのはフィリピンメディア「ラプラー」だった。ドバイの「コカコーラアリーナ」で11日に予定されていた世界戦の前日計量でビッグマウスで有名なカシメロは姿を現さなかった。カシメロの代わりに、バトラーは同級8位のジョセフ・アグベコ(ガーナ)と対戦することが決まった。
カットマンのスティーブン・ルナス氏によると、カシメロは9日夜にウイルス性胃腸炎を発症し、前日計量まで回復できなかったことが理由と報じた。一方で、記事ではキャンセルの背景にカシメロの減量苦の可能性も指摘。「カシメロの計量欠席は118ポンドまで体重を落とすことに問題を抱えていたという報道の合間に起きた」と報じている。
WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)との統一戦が期待されていたカシメロ。記事では「カシメロが世界タイトルを剥奪されるのか、WBOの正式発表はまだない。だが、関係者によると、チャンピオンの名簿からフィリピン人が消えようとしている」と報じていたが、バトラー―アグベコの代替カードはWBO世界バンタム級暫定王座決定戦として承認された。
WBOはカシメロ陣営に対し、正式な診断書と医療記録を期日まで提出するよう命じ、医学的な証明ができなかった場合は、カシメロの王座を剥奪。暫定王者を正規チャンピオンに昇格させるという。
(THE ANSWER編集部)