国内新人戦・加賀電子カップ初日

　女子ゴルフの国内新人戦・加賀電子カップは9日、千葉・グレートアイランドC（6625ヤード、パー72）で開幕した。出場選手では最年少の18歳・桑木志帆（岡山御津CC）は5バーディー、2ボギーの69で回り、3アンダーで首位と1打差の3位となった。会見では、稲見萌寧（都築電気）によく似ていると言われると明かし「賞金女王に似ていると言われるのは嬉しい」と笑った。

　前半はスコアを1つ落として折り返したが、後半で4バーディー、ボギーなしと挽回。「（距離が）長いのも入れたりして、今回はパットが良かった」「前半は風に悩まされたけど、後半は風と友達になれたというか、読みがだいぶ合って来た」と手応えを口にした。

　岡山出身の18歳で、倉敷芸術科学大の1年生。11月の大王製紙エリエールレディスでは、同郷の憧れである渋野日向子と対面。練習場で、3パットしてしまったことを伝えると「大丈夫、私もしてるから（笑）」と優しく声をかけてもらったことを明かした。「日向子ちゃんは攻めのゴルフをする。日向子ちゃんみたいに沢山優勝できるプレーヤー目指している」とも語った。

　今年6月の2020年度プロテストで合格。周囲からはスイングなどが稲見に似ていると評されるという。「ニューバランスを着ていると良く言われます。意識することはないですが、賞金女王に似ていると言われるのは嬉しい」と笑顔を見せた。「明日は風が収まってくると思う。5アンダーを目指したい」と目標を語った。