羽生結弦「全てが4回転なら誰も勝てなくなる」 五輪専門サイトに思いを告白
一方で「人間が急激に進化したわけじゃない。急に4回転をたくさん飛べるとは思わない」と現状を冷静に分析
その一方でこうも話している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
「ただそれが可能かどうかはわかりません。もちろん僕たちは人間ですし、スケート靴の進化、ブレードの進化はあると思う。ただ人間が急激に進化しているわけではないので、急に4回転がたくさん飛べるとも思っていません」
「(平昌五輪で)表彰台に上がったスケーターたちは2種類の4回転しか飛んでいません。現時点では、そのほうが比較的容易だと考えられています」
こう冷静に分析している。空前のハイレベルジャンプ時代に突入するのは間違いないが、成功度が伴わなければ挑戦するリスクが高い。だが、羽生は2016年に4回転ループを世界で初めて成功させ、2017年には6つのジャンプの中で2番目に難易度の4回転ルッツも決めるなど、すでに4種類の4回転に成功。ジャンプへの意識は非常に高いものがある。
そして五輪後に、自身の次の目標として設定しているのが、まだ誰も成し遂げていない4回転アクセルの成功だ。コーチのブライアン・オーサー氏は、オリンピックチャンネルスペイン版のインタビューで「実現させることができる人物がいるとしたら、それはユヅだろう」と成功に太鼓判を押していた。
ミラノでのチェンや、宇野、金らの演技も目が離せないところだが、羽生が復帰した後、どんなプログラムを組むのかにも注目が集まっている。歴史に名を刻み続ける絶対王者はどんな姿を見せてくれるのだろうか。
(THE ANSWER編集部)