錦織は“勝負所のサーブ”で好データ 「非常に高い成功率」
錦織のキープ率が高いシチュエーションは…
錦織のキープ率を見ると、4と5のシチュエーションでキープ率がアップ。特に目立つのはサービング・フォー・セット(そのサービスゲームをキープすればセットを取れる時)のキープ率で、92%をマークしている。
これは全体のトップ3に入る数字で、世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)の88%、同2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)の84%、同3位のスタン・ワウリンカ(スイス)の90%を上回っている。またサービング・フォー・マッチ(そのサービスゲームをキープすれば試合に勝てる時)でも89%と高い数字を残している。
特集では4番目の項目に着目し、「(錦織は)この局面では非常に高い成功率を叩き出している」とレポートしている。
錦織はツアー・ファイナルでマレー、ワウリンカ、チリッチと同組となる厳しい組み合わせとなった。これまでサーブ面が課題と言われ続けたが、勝負を分けるサービスゲームを取って、世界の強豪を下すことはできるか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer