米国で注目浴びるダルビッシュの次回契約 6年総額200億円超の可能性も
大リーグ・レンジャーズに所属するダルビッシュ有投手の今後の契約規模が米国内で大きな注目を集めている。
来季でレンジャーズとの契約が満了となるダルビッシュ
大リーグ・レンジャーズに所属するダルビッシュ有投手の今後の契約規模が米国内で大きな注目を集めている。2011年のオフに日本ハムからポスティングを経てレンジャーズに移籍した右腕は今季で5年目のシーズンが終了。来季で契約満了を迎える。そんな右腕に関しては今季終了時に同球団のジョン・ダニエルズGMが早々と契約延長交渉に臨む姿勢を見せていたが、米国内では相次いで大型契約となる可能性が報じられている。
ダルビッシュは渡米1年目で16勝9敗、防御率3.90の好成績をマーク。すると、2年目の13年には13勝9敗、防御率2.83、さらにリーグ最多の277三振を奪い、サイ・ヤング賞投票で2位に入った。14年は3年連続の2桁勝利をマーク。15年シーズンの開幕直前に右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けて長期間のリハビリを余儀なくされたが、今季途中に復帰すると、7勝5敗、防御率3.41と、復帰1年目としては上々の成績を収めた。
渡米5年でメジャーを代表する投手となったダルビッシュは他球団からも熱視線を送られる存在。来季FAとなれば、争奪戦に発展するのは必至だ。それだけにレンジャーズが流出阻止のために大型契約を提示するのは当然の流れと言える。今シーズン終了後、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」が組んだ特集の中で、レンジャーズ番記者を務めるエバン・グラント氏は「私が考えるに6年契約で、最大1億8000万ドル(約188億5000万円)となるだろう」とし、平均年俸で3000万ドル(約31億4000万円)の大台に達すると予想した。