女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスが18日、愛媛・エリエールGC松山（6545ヤード、パー71）で開幕した。前年優勝の賞金ランク2位・古江彩佳（富士通）は5バーディー、3ボギーの69で回り、2アンダーの31位で初日を終えた。賞金ランク1位の稲見萌寧（都築電気）とは約1697万円差。今季も残り2戦だが「楽しんだ後に結果でついて来てくれればラッキー」と会見で語った。

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　インスタートのこの日は11、12番と連続バーディーを奪うと、16番パー3では第1打をピンそば60センチにつける好ショット。前半でスコアを2つ伸ばしたが、後半は2つボギーを叩くなどパープレーだった。会見では「（後半のボギーは）ちょっと、もったいないなと思いますね。でも、自分の感覚ではショットが良くなかったですが結果的にアンダーで回れたのは良かったので、そこは仕方がないかなと思います」と振り返った。

　昨年優勝、19年も4位になっているこの大会。相性については「本当にわからない。（好成績は）たまたまだと思う」と不思議がった。翌日以降の修正ポイントはショット。芯に当てる意識を強く持って練習すると話し、「ミスしている所はちょっとだけの迷いが頭の中にあるまま打ってしまっている。その迷いがないように」と気持ちの切り替えも重要だとした。

　この日、賞金女王を争う稲見は1アンダー。1打上回ったが「（稲見のスコアは）全然見てなかった。自分のプレーに徹していました」と集中は切らさなかった。今大会で稲見が優勝し、古江の獲得賞金が単独6位の400万円以下なら、稲見の賞金女王が決定する。「楽しんだ後に結果でついて来てくれればラッキーだな、嬉しいなと思って頑張っていきたいです」とまずは自分のゴルフを貫く。