球宴での「リアル二刀流」に再び脚光

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、今季二刀流で大活躍を見せた。MLB公式サイトは今季生まれた8つのシーンをピックアップし、最も「伝説的」なシーンを選出するためにファンの投票を開始した。今季の球宴で「1番・DH」で先発出場した大谷の歴史的快挙もノミネート。同公式ツイッターは投票を促す特別映像を公開し、「史上最高のMLBシーズンはショウヘイ・オオタニだ」などと米ファンも注目している。

　伝説が正式に伝説と認定されるかもしれない。「伝説的な瞬間賞」と題してMLBが8つの後世に残るべき光景を取り上げた。ファン投票で最も伝説的なシーンを選出するのだが、その中に背番号17の今季球宴での活躍も挙がっていた。

　大谷は7月、クアーズ・フィールドで開催された球宴に「1番・DH」で出場した。特別ルールにより初回のマウンドにも上がり、無失点に抑え勝利投手に。前日にはホームランダービーに出場するなど、オールスターは“大谷劇場”と化していた。

　同公式ツイッターは特別動画を公開。ファンの歓声がバックグラウンドで再生されながら、今季生まれた劇的本塁打や超ファインプレーなどをプレーバック。そこに現れたのが27歳だった。ベーブ・ルース氏が映った白黒の映像と共に、球宴で投球する大谷が画面を分け合い、「野球の神様」と肩を並べる姿には米ファンも「史上最高のMLBシーズンはショウヘイ・オオタニだ」と反応していた。

　二刀流スターはここまで「コミッショナー特別表彰」や選手間投票による「プレーヤーズ・チョイス賞」などを受賞。さらにはア・リーグMVP受賞も期待されているが、新たに「伝説的」な賞も加わるかもしれない。