高木優奈、4度目プロテストは1打及ばず不合格…JLPGA正会員入りには残り2戦が正念場
2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストの最終ラウンド(R)が5日、京都・城陽CC(6400ヤード、パー72)で行われ、通算4オーバー、20位タイまでの21人が合格した。今季国内ツアー43試合出場で、賞金ランク56位の高木優奈(グランフィールズCC)は通算5オーバーの22位と1打足りずに不合格。JLPGAの正会員入りするには、来週からの今季残り2試合で、賞金ランク、もしくはメルセデスランク50位以内に入るか、ツアー優勝するしかない状況となった。
2021度最終プロテスト、20位タイまで21人が合格
2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストの最終ラウンド(R)が5日、京都・城陽CC(6400ヤード、パー72)で行われ、通算4オーバー、20位タイまでの21人が合格した。今季国内ツアー43試合出場で、賞金ランク56位の高木優奈(グランフィールズCC)は通算5オーバーの22位と1打足りずに不合格。JLPGAの正会員入りするには、来週からの今季残り2試合で、賞金ランク、もしくはメルセデスランク50位以内に入るか、ツアー優勝するしかない状況となった。
賞金ランク56位、メルセデスランク55位の高木が、4度目のプロテストで1打足りず。今週、予選落ちのない高額賞金大会の「TOTOジャパンクラシック」の出場を回避し、JLPGA正会員になるために最終プロテストに出場。第2Rから合格圏に入っていたが、この日は75で回って通算5オーバーとし、合格ラインの4オーバー、20位タイに届かなかった。
テスト前日の会見では「出場するかどうか迷いに迷いました。TOTOジャパンクラシックは予選落ちがない上に賞金も高いし、メルセデスランキングのポイントも高いですから」と話していた。しかし「ここでテストに受かって、残りの試合で来季のシード権と優勝を狙います」と宣言。その上で「ツアーで成長したところを感じたい。ボギーを打っても焦らないようにしたい」と意気込んでいた。
渋野日向子、勝みなみらと同じ98年度生まれの「黄金世代」で、19年度までに3度プロテストに挑むも合格を掴めなかった。しかし、19年にステップ・アップ・ツアーで優勝。その権利で得たツアー予選会(QT)で43位に入り、今季はTP単年登録という形で戦ってきた。
ただ、規定の改正で来季はTP単年登録が完全撤廃。来季以降、試合出場やQT出場権を維持するには「JLPGA正会員」になるしかなく、最終プロテストに不合格になったことで、今季の賞金ランク50位以内、もしくは、ツアー大会順位などをポイントに換算したメルセデスランク50位以内に入って来季シード権を獲得するか、ツアー優勝を飾るかの状況になった。
高木が出場できる今季残り試合は、来週の伊藤園レディスと再来週の大王製紙エリエールレディスの2試合。正念場に立たされている。
(THE ANSWER編集部)