41歳・中田英寿は何を目指すのか 米メディアに「風のようになりたい」と語った理由
元サッカー日本代表・中田英寿氏。偉大なるキャリアを築いた天才は引退後、さまざまな分野に活動の場を広げている。41歳を迎えた中田氏は、米大手テレビ局の番組に出演。10代から天才と呼ばれ、世界の第一線を走りながら、29歳で幕を下ろした自身のキャリアについて振り返っている。
41歳となった中田氏、米大手テレビ局のインタビューでキャリアを回想
元サッカー日本代表・中田英寿氏。偉大なるキャリアを築いた天才は引退後、さまざまな分野に活動の場を広げている。41歳を迎えた中田氏は、米大手テレビ局の番組に出演。10代から天才と呼ばれ、世界の第一線を走りながら、29歳で幕を下ろした自身のキャリアについて振り返っている。
米大手テレビ局「CNN」電子版は「元日本代表スター、ヒデトシ・ナカタが出演したCNNの番組『トーク・アジア』」と見出しを打って特集。「日本で最も認知度の高いスターの1人だ」と中田氏を紹介し、ワールドカップ(W杯)に3度出場した名手が06年に29歳の若さで引退したことを伝えている。
「プロとして最後にピッチに立ってから10年以上の月日が経ったが、ナカタは日本の伝統や職人技を広める大使として、依然として日本を代表するような存在だ」と引退後のキャリアを紹介。さらに、今回の番組では41歳を迎えた中田氏の本音に迫るインタビューを敢行している。
10代から天才と呼ばれ、イタリアの名門ローマでセリエA制覇を果たすなど、世界の第一線で活躍。W杯に3度出場した。いったい、なぜ、サッカー界で成功できたのか。選手としてのキャリアについて問われた中田氏は、こう答えている。
「正直に言うと、サッカー選手になることは自分の夢ではなかった。だけど、サッカーを愛し、できる限りうまくなりたいと思っていた。その結果というだけなんです。私はただ、練習し、楽しみ、ハードに取り組んだだけ。ワールドカップに出て、大会で勝ち抜いていくなんてことは、正直どうでもよかったんです」