大谷翔平を巡る降板で修羅場「お前が黙れ!」 CY賞投手と監督が“試合後舌戦”の過去
納得いかないバーランダーは試合後に監督と怒鳴り合い
ヒンチ監督が笑顔で振り返ったのは2018年8月31日のエンゼルス戦のこと。
この試合の先発はバーランダー。エンゼルスが1点リードの6回1死一、二塁のピンチで、新人王に輝いた大谷が打席に。この場面で相性を考慮してエース右腕を下げ、継投策に出たが、これが裏目に出た。6回に4失点を許し、試合はエンゼルスが5-2で勝利。バーランダーは負け投手となった。
バーランダーは交代に納得できなかった様子。試合後、監督室を通り過ぎる時、こう言い放ったという。
「おい、次は降板する準備ができた時に、オレから言わせてもらうからな!」
怒ったエースと監督は「お前が黙れ!」と怒鳴り合う騒動に発展したという。
大谷が原因となった修羅場エピソードを振り返ったヒンチ監督は「競争心あふれる2人が何とか勝とうとしたまでだけど、君の兄を降板させることはゲリット・コールを下げるのと同じぐらいだね。最もタフだった」と冗談交じりに振り返り、笑いを誘っていた。
(THE ANSWER編集部)