スイス室内4強進出の錦織、地元紙は「テニスのサムライ」と称賛
男子テニスのスイス室内で、世界ランキング5位で第3シードの錦織圭(日清食品)が4強進出を果たした。
過去4敗のデルポトロに初勝利
男子テニスのスイス室内で、世界ランキング5位で第3シードの錦織圭(日清食品)が4強進出を果たした。世界42位のフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)に7-5、6-4で勝利。錦織にとってはアルゼンチンの難敵相手に初勝利。地元スイスメディアは「日本のテニスのサムライがタンディルの巨塔を倒した」と報じている。
過去4戦全敗と相性の悪かったデルポトロに勝利した錦織の活躍をスイス地元紙「ブリック」が特集。「バーゼルでアジア対南米、日本のスーパースターとアルゼンチンのテニスの神が激突」と今大会屈指の注目カードを紹介した。
第1セットは我慢比べの展開となり、第11ゲームでようやく錦織がブレークに成功。7-5で先取した。第2セットでは錦織が第3ゲームでブレーク。そのまま6-4とし、競り勝った。
記事では序盤から拮抗した展開となったことをレポートしつつ、「セカンドセットではテニスのサムライの刀は切れ味を増していた。疲弊が伝わっていたタンディルの巨塔は、これまでの試合のような素晴らしさを披露できなかった」とレポートした。
タンディルはアルゼンチン・ブエノスアイレス州にあるデルポトロの出身地。地元紙は198センチの大型プレーヤーを撃破した錦織をサムライにたとえ、そのプレーを称賛した。
錦織は準決勝で37位のジレ・ミュラー(ルクセンブルグ)と対戦する。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer