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首位発進の岩田寛、急遽出場だったと告白 月曜朝に電話「東京駅近くに泊まってたら…」

米男子ゴルフツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップが21日、千葉・アコーディア習志野CC(パー70、7041ヤード)で開幕した。単独首位はかつて同ツアーでプレーした40歳の岩田寛。1イーグル、6バーディー、1ボギーの63で7アンダーとし、2位松山英樹らに1打差をつけている。

通算7アンダーで首位発進となった岩田寛【写真:Getty Images】
通算7アンダーで首位発進となった岩田寛【写真:Getty Images】

米男子ツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップ開幕

 米男子ゴルフツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップが21日、千葉・アコーディア習志野CC(パー70、7041ヤード)で開幕した。単独首位はかつて同ツアーでプレーした40歳の岩田寛。1イーグル、6バーディー、1ボギーの63で7アンダーとし、2位松山英樹らに1打差をつけている。


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 想定外の首位スタート。岩田が「異例」のお願いをした。「注目を浴びるようになってしまいましたが、そっとしておいてほしいです。最終日の最後のハーフまでは……。もし、優勝争いをしていたら、お願いします。それまでそっとしておいてください」。もちろん、冗談交じりだが、本人いわく、この場でプレーしていることも「想定外」だったという。

「月曜日の朝、ウェイティングで急遽出場が決まりました。東京駅近くのホテルに泊まっていたら、朝、めちゃくちゃ(電話が)鳴っていたんですよ。心配になるじゃないですか。そうしたら『出場』って。寝ぼけていたので、テンションの低い反応をして準備をしました。(連絡がなければ)仙台に戻ろうと思っていましたが、今は『すごいラッキーだな』と思っています」

 岩田は松山と同じ東北福祉大出身で、同期にはスター選手だった宮里優作がいる。岩田自身は決して目立つ存在ではなかったが、プロ11年目の2014年にツアー初優勝を飾ると、15年秋に米男子ツアーの出場権を獲得。同ツアーの15-16シーズンを戦ったが、シード権を得ることはできなかった。その後、国内ツアーに復帰したものの「またアメリカのツアーに戻りたい」と公言していた。

 そして、「ラッキー」でつかんだ米ツアー大会の出場機会。優勝すれば、シード権も手にすることができるが、プレー内容を問われると、「朝の練習は全然良くなくて、修正したいですし、(ラウンド中も)ずっと変えていました。『ああでもない』『こうでもない』という感じで」と苦笑いで説明した。

 どこまでが本音かは分からないが、まだ第1Rが終わったばかり。「ラッキーを生かして、『米ツアーに戻ろう』とかはまだ考えていない?」と確認されると、岩田は「その通りです」と冷静に返した。

(THE ANSWER編集部)

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