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不振が続いた13勝実力者に復調の兆し 成田美寿々が67好発進で「主催者推薦」に感謝

女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースが15日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6679ヤード、パー72)で開幕した。今季賞金ランク105位と低迷する成田美寿々(フリー)が6アンダー、1ボギーの67で好発進した。ツアー通算13勝の実力者が、2勝を飾っている得意大会、得意コースで復活を目指す。

成田美寿々【写真:Getty Images】
成田美寿々【写真:Getty Images】

富士通レディース開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースが15日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6679ヤード、パー72)で開幕した。今季賞金ランク105位と低迷する成田美寿々(フリー)が6アンダー、1ボギーの67で好発進した。ツアー通算13勝の実力者が、2勝を飾っている得意大会、得意コースで復活を目指す。

 成田が12年、18年に優勝した大会で会心のゴルフを見せた。「初優勝した大会でもありますし、自信を持って臨めました。3番でボギーを打った後、4番のアイアンショットが前の飛距離に戻った感じで打てて、バーディーを取れました。それで波に乗れました」。そして、「推薦で出場させていただき、ありがとうございました」と頭を下げた。

 昨季は賞金ランク17位。12年連続で賞金シードを有していたが、9月末のミヤギテレビ杯ダンロップ女子を終えた後の「リシャッフル」でそれを失った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年は試合数が減り、今年とシーズンが統合。20-21年シーズンとしては試合数が増え、19年に資格を得た成田らシード選手には、同大会までの34試合の出場が保証されていたが、その間に結果を残せなかったため、残り試合は主催者推薦や欠場者が出た場合の繰り上げでの出場を目指すことになった。ただし、推薦の権利は2試合のみ。その1試合目が今大会だった。

 現在は賞金ランク105位。現実的に来季の賞金シード権を得る50位以内に入るには優勝しかない状況だが、成田は復調の手応えをつかんでいた。

「予選落ちした先週は2日目に60台が出ました。そのいい感じが続いています。クラブを振り抜ける感覚がありますし、(持病の)腰痛も完治ではないけど、動かないということはないし、ストレスはないです。調子が悪い時は、ショットが飛んでいく様がイメージできなかったのですが、今はバーディーを取るためのショットが打てるようになってきました」

 ただ、上位は混戦。他にも好スコアでホールアウトする選手が続出しており、成田は「今大会は、連日60台を出して終わりたいです」と話すに留めた。

(THE ANSWER編集部)


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