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大谷翔平MVP争い ライバルの地元局も“白旗”の理由「ゲレーロは差を縮めたが…」

米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は、今季二刀流の活躍でメジャーに旋風を巻き起こした。米メディアやブックメーカーでア・リーグMVP最有力候補に挙がる中、ライバルとされる本塁打王のブラディミール・ゲレーロJr.内野手の所属するブルージェイズの地元カナダメディアも「終盤に差を詰めたが、2021年はオオタニの年」と完全に“白旗”を上げている。

エンゼルスの大谷翔平(右)とブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.【写真:Getty Images】
エンゼルスの大谷翔平(右)とブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.【写真:Getty Images】

MVP争いライバル・ゲレーロの地元局「数字で分析。オオタニの歴史的シーズン」

 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は、今季二刀流の活躍でメジャーに旋風を巻き起こした。米メディアやブックメーカーでア・リーグMVP最有力候補に挙がる中、ライバルとされる本塁打王のブラディミール・ゲレーロJr.内野手の所属するブルージェイズの地元カナダメディアも「終盤に差を詰めたが、2021年はオオタニの年」と完全に“白旗”を上げている。


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「数字で分析。ショウヘイ・オオタニの歴史的な二刀流シーズン」と見出しで報じているのは、カナダのスポーツ専門局「スポーツネット」。ブルージェイズの試合を中継する同局も“ライバル”の大谷を特集した。

「2021年レギュラーシーズンが終了し、興味はポストシーズンと主要の表彰の勝者に移行している。ロサンゼルス・エンゼルスの投打のセンセーション、ショウヘイ・オオタニはア・リーグMVP獲得の最有力候補だ。ブルージェイズの一塁手ブラディミール・ゲレーロはシーズンが進むにつれて差を縮めたが、2021年はオオタニの年となった」

 三冠王には届かなかったが、48本塁打でロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手に並んだ地元の若きスター・ゲレーロの巻き返しを評価しながら、2021年は二刀流イヤーと記事では認めている。その上で「歴史的。162試合を通して投打にハイレベルという稀有なところがオオタニの今シーズンをMVPたらしめる」と称賛している。

 データでも大谷の素晴らしさを評価した。打球速度110マイル(約177キロ)以上の本塁打が25本、三塁打8本もメジャー1位。45本塁打以上、8三塁打以上はメジャー史でベーブ・ルース、ルー・ゲーリック、ジョー・ディマジオ、ジム・ライス、ジミー・フォックスに次ぐ6人目の偉業だったことを伝えている。45本塁打以上、25盗塁以上(大谷は26)、100得点以上(同101)はア・リーグ初だったという。

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