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MVPは「オオタニの賞です」 かつて酷評した米記者は“毎年MVP”も問題なしと持論

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地マリナーズ戦に「2番・投手」で先発出場。10勝目こそならなかったが7回5安打1失点、10奪三振の力投を見せた。渡米直後の大谷の打撃を酷評しながら、後に謝罪・絶賛していた米記者は「オオタニはMVP」と断言。二刀流の躍動が止まらない限り、毎シーズンMVPでも問題なしと持論を展開している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:AP】
エンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

米ESPNのパッサン記者「難しい質問ではない。オオタニがMVP」

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地マリナーズ戦に「2番・投手」で先発出場。10勝目こそならなかったが7回5安打1失点、10奪三振の力投を見せた。渡米直後の大谷の打撃を酷評しながら、後に謝罪・絶賛していた米記者は「オオタニはMVP」と断言。二刀流の躍動が止まらない限り、毎シーズンMVPでも問題なしと持論を展開している。

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 大谷は投手として9勝2敗、防御率3.18に奪三振156。チームのエースでありながら、打者としても打率.258、45本塁打、98打点、24盗塁とまさに歴史的な数字を残している。三冠王を目指すブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)とのMVP争いが注目されるが、大谷のMVP獲得を猛プッシュしたのは米スポーツ専門局「ESPN」の名物コラムニスト、ジェフ・パッサン記者だった。

 今年の投票権持つというパッサン記者は、26日(日本時間27日)放送のESPNの人気野球番組「ベースボール・トゥナイト」に出演。大谷に対抗できる選手がいるかと問われると「難しい質問ではありません。オオタニがMVPです」と断言し、こう続けている。

「私の投票内容については明らかにしませんが、オオタニ対ゲレーロJr.に関していえば、打撃面でほぼオオタニはゲレーロJr.と同等です。その上で、130イニングに登板し、防御率3.18、156奪三振を記録しています。私の見解とすれば、オオタニは打者としてわずかにゲレーロJr.に及ばないバージョンで、それにアレック・マノアが加わります。それが彼が今年1年間やってきたことなんです」

 マノアはブルージェイズで今季MLBデビューした右腕で、8勝2敗、防御率3.35と活躍している。大谷はゲレーロJr.に打撃面ではわずかに劣っているものの、そこにマノア級の投手成績が加わってくるというのがパッサン記者の見解のようだ。

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