スイス室内初戦突破の錦織、復活目指すフェデラーにエール「常に目標の1人」
男子テニスのスイス室内が24日に開幕し、シングルス1回戦で世界ランク5位で第3シードの錦織圭(日清食品)が同77位のドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)を7-5、6-1で下した。
復帰戦のスイス室内で初戦突破した錦織
男子テニスのスイス室内が24日に開幕し、シングルス1回戦で世界ランク5位で第3シードの錦織圭(日清食品)が同77位のドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア)を7-5、6-1で下した。復帰戦で順調に2回戦に進出した26歳は来季復活を目指すロジャー・フェデラー(スイス)にエールを送っている。地元紙「トリビューン・ド・ジュネーブ」が報じている。
臀部の痛みにより楽天ジャパン・オープンを2回戦で途中棄権した錦織。復帰初戦のスイス室内1回戦をストレート勝ちし、記事では「彼のキャリアで2番目に素晴らしいシーズンの締めくくりが近づき、ニシは観衆を魅了し始めている」と伝えている。
また、錦織がスイスの英雄フェデラーについて言及したこともレポート。「この大会にロジャー・フェデラーがいないことは悲しい。彼は常に僕の目標の1人で、来年力強く復活することを願っています」と語ったという。錦織は11年のスイス室内準決勝で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破ったものの、決勝でフェデラーに敗退した経緯もあった。
フェデラーは今年の全豪オープン後に左膝内視鏡手術を実施。その後、全仏オープンを腰痛で欠場し、四大大会連続出場記録が65回でストップした。そしてウィンブルドンでは準決勝で左膝を負傷。リオデジャネイロ五輪など残りのシーズンを欠場することを表明していた。来年復活を目指す35歳のレジェンドに錦織もエールを送っている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer